2009年04月23日
シルベスター・スターローンが語る「ロッキー」誕生秘話
スポンサード リンク
先日、ひさしぶりにDVDで「ロッキー」を観ました。
1975年に公開された「ロッキー」の1作目です。
子供の頃にDVDで観た以来なので、おそらく20年ぶりくらいでしょうか。
シルベスター・スターローンが主演した代表作といえば「ロッキー」です。
しかし、「ロッキー」の脚本を書いたのもシルベスター・スターローンということは意外と知られていません。
DVDの特典に「シルベスター・スターローンが語るロッキー」というコーナーがあり、そこではスターローンがロッキーの撮影を振り返りながら語っています。
ざっとまとめると以下のようになります。
シルベスター・スターローンは当時、すごく狭い部屋に住んでいて気を散らすものもなかったので、ベッドに寄りかかってペンとノートを手にすれば書くことに集中できたそうです。
当時はカリフォルニアに出てきたけどあまりパッとせず、クサっていた時期で、愛犬のエサも買えなくて、手放すかもしれない状態まで追い込まれていました。
ちなみに、その愛犬バッカスは「ロッキー」に出演しています。エイドリアンが勤めるペットショップにいる犬です。
ある時、モハメド・アリの試合を見に行ったスータローン。
アリの絶頂期で、対戦相手のベイヨン・ブリーダーには勝ち目が全くなさそうに見えたそうです。
しかし、ベイヨン・ブリーダーが出した右ボディーでアリがダウンしてまいました。(すぐに立ち上がりましたが。)
そのシーンを見たスターローンは「どこにでもいるごく普通のボクサーが偉大なボクサーとなりチャンピオンを倒した。彼の全人生はその瞬間に凝縮され人々に永遠に記憶される。少なくてもボクシングファンの心には残る」と思ったそうです。
実際、「ロッキー」でも1ラウンドにいきなりアポロをダウンさせるシーンがあります。
そして「これだ。人生に立ち向かい一撃を食らわし、そして最後まで闘い抜く男」と思い、「ロッキー」の脚本を取り付かれたように書き上げたそうです。
そして3日後には「ロッキー」が仕上がりました。もちろん、完璧な形ではなく90ページほど書き、最終的な脚本に残ったのはその1割くらいだそうです。
「ロッキー」の製作の2人と会ったのは他の映画への配役面接の時。
その映画の出演話は断れてしまいましたが、部屋を出る前に「関係ないけど脚本があるんだ」と言ったら、相手は「へぇ」と言ったので、スターローンは話を続けました。
「ボクシングの話なんだけど」と言うと「持ってきて」と言われたそうです。
スターローンは当時を思い出しながら次のように語ります。
「もし、あのひと言を言わなかったら?役者や脚本家にいつも言っている。あきらめずに話し続けろ。いつかチャンスはある。僕もあの瞬間があったから今ここに座っている。洞察力と忍耐力そしてチャンスを持つ情熱が大切だ。」
脚本を持っていくとすごく気に入ってもらえましたが、スターローンに演じさせる気はなかったそうです。
主演の候補にはライアン・オニール、バート・レイノルズ、ロバート・レッドフォードなどの大スターばかり。
しかし、スターローンの心の声が「こんなチャンスは2度とない」と言ったそうです。そして、自分が主演をすることにこだわりました。
当時のスターローンは、お金には慣れてないから金銭には捕らわれなかったそうですが、それでも誘惑が襲い始めます。
脚本の買取額が2万5000ドルから始まり、10万ドルに。
スターローンは「10万ドル?銀行に106ドルしかない僕に?」と思ったそうです。
しかも、当時は愛犬を手放さなければならない状態だし、40ドルで買った車は故障しバス通勤中でした。
やがて、15万ドル、17万ドル、25万ドルとなり、最終的には36万ドルまで脚本の買取額が上がってきました。
ちなみに、1ドル100円で計算すると、33万ドルは3600万円です。
その時にスターローンは「僕は貧乏と上手く付き合える。生活していくだけなら、そんなにお金はいらない。」と思いました。
そして当時を振り返りながら、次のように語ります。
「心の億では自分で分かっていたんだ。もし脚本を売り、僕の出ていないこの作品が大成功すれば、ビルから飛び降りるほどに落ち込むに違いない。サイを投げて、後は勘だけを頼りに突き進むしかない。間違っているかもしれないがやるしかない。周りも巻き込むけど自分を信じる。」
こうしてシルベスター・スターローン主演の映画「ロッキー」が誕生しました。
ロッキー コレクション BOX [DVD]
シルベスター・スタローン, タリア・シャイア, バート・ヤング, バージェス・メレディス, ジョン・G・アビルドセン;シルベスター・スタローン;ジョン・G・アビルドセン
スポンサード リンク
